ご相談時の経営状況につきましては、営業利益にて赤字計上を余儀なくされ、取引金融機関からは元本据置の条件変更の応諾をいただいていることから、新規融資もいただけない状況で資金が枯渇している状況でした。
同社は、100%受注生産の形態で毎月リピートで得意先から受注しておりましたが、儲かっている部品、儲かっていない部品がわからない状態で受注し続けておりました。
毎月恒常的に受注いただける部品点数が3,000部品超存在することから、全部品の原価を試算することは得策ではないとの結論から、パレート分析を行い、売上高上位累計80%の部品について原価試算を実施しました。
利益率の良い部品も把握でき、その類似部品の新規受注に向け営業活動をした結果、売上高は6億円、営業利益60百万円に改善改革することができました。
対応策
- 管理会計を導入
- 作業日報の改善
- 予算実績管理の徹底
- 部品別の原価試算
- 部品別不良率の明確化
Before
売上高4億円、営業利益▲45百万円
After
売上高6億円、営業利益60百万円